両さんの時代 「こち亀」で読むエンタメ史
昭和33年(1958) 即席ラーメン
お湯をかけラーメンに粉末ジュース。味よりも便利さを求め、
インスタント食品が次々と誕生した1960年代。
出始めの頃のインスタントラーメンは袋入りで、みんなお湯掛けタイプでした。最初は憧れたけど、ぬるいお湯で作るとマズいし、スープを染みこませた乾麺は味がやたら濃かったから、子供心にも「ラーメンと違う」と思いましたね。僕(秋本治) なんかはお菓子みたいな感覚で、そのままバリバリ食べていました。
それから鍋で煮るタイプのラーメンが出たんですが、僕の母親はこまめに食事を作るタイプだったので、なかなか食べさせてもらえない(笑) 作ってくれても野菜を入れるわ鍋で煮るわで、もう「即席」ラーメンじゃないんですよ(笑) 親だから栄養とか考えて作ってくれるんですけど、そのまんま食べられたのは一人暮らしになってからです。
そのころはほかにもインスタントコーヒーとか即席食品が次々と発売されて、インスタント時代とか言われてました。テレビCMでも林家三平が「うまくてどうもすいません!」と宣伝してたのが「即席しるこ」で、榎本健一がCMソングを歌ったのが「ジュースの素」。どれもインパクトが凄かったから、当時のテレビっ子は今でも宣伝文句を覚えてますよ。
僕も「まんがココア」や「おそ松くんふりかけ」のCMを見たりすると、もう欲しくて欲しくて(笑) 特に「まんがココア」は「狼少年ケン」のアニメのシールが付いていたので、それを目当てに買っていたことを覚えていますね。
私が即席ラーメンを口にしたのは遅かったですが、渡辺のジュースの素は小学校の下級生の頃に、ちょっと裕福な家庭の友達の家で初めて飲ませてもらって、こんなに美味しいんだ!と驚きました。それで母親に頼んで買って貰ったのですが、贅沢品のイメージがあって1週間に1~2回ぐらいしか飲めなかったです(笑)
昭和63年10月の女性アイドルの人気順位はモモタロウさんが6人全部を正解しました。これで二人となりましたが、明日の夜の締切りまでに何人が正解するのでしょう?
fpdさんからTBして貰いましたのでこちらからも♪