ALWAYS四丁目 ギドラのお城

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昭和の歌手と交流出来る夢スター歌謡祭に行って来ました

4日に高知市で開かれた夢スター歌謡祭 春組対秋組歌合戦に行って来ました。私は滅多にコンサートには行かなくて、前回は母がまだ元気だった頃に連れて行った橋幸夫舟木一夫西郷輝彦御三家メモリアルコンサートでしたから10数年前になります。通販会社夢グループが懐かしの歌手を集めたコンサートで各地を回っている事を知っていたので、高知市に来るなら行ってみたいと思ってたのですね。

昔のヒット曲ばかりを聴くわけですが、そのほうが心の安らぎを感じる年代になってますから、現在の人気歌手のコンサート一人か二人分のチケット代でこんなに多くの歌手の歌を聴けるのは安いと思い迷わず申し込みました。

会場へ着くと長い行列が出来ているのに驚かされました。予想以上の人気で3階まである大ホールが満員でした。まぁチケットが売れ残ったら無料招待券を配っていると言う話を聞きますから入りが悪い事はないでしょうが、無料でも行かない人は多いですし高知市でのコンサートが満員になるのは少ないと言われているので、大ホールが満員になったのは人気が高いのだと思います。

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チラシのメンバーのうち実際に登場したのは石井明美葛城ユキ黒沢年雄桑江知子、ZERO、平浩二、狩人の高道、ロザンナあいざき進也フィンガー5の晃、ガロの大野真澄西口久美子、尾藤イサオ辺見マリ三善英史、リリーズと司会も兼ねたのがフォーリーブス江木俊夫おりも政夫あべ静江、保科有里(夢グループのCMに出演している)でした。

春組と秋組の対抗戦としてそれぞれがヒット曲を順番に歌っていくのですが、登場する歌手を紹介する司会でプロフィールやエピソードを詳しく語っていました。特にあべ静江の司会は内容が練られていて良かったです。歌手たちも歌うだけでなく、トークを織り込む人もいて会場が笑いに包まれる事もしばしば。

平浩二は歌い終わると「いつも温かい拍手をありがとうございます。ただ昔はキャーと言う黄色い声援や平さん素敵!の掛け声があったのですが今は・・・」と呟き、すかさず場内から「キャー」や「平さん素敵!」の声が上がりました。すると平浩二が「これを言う前に聞きたかったです」と突っ込むのですね。そこでまた場内が大爆笑。

フィンガー5は「たまには若手と仕事をしたい」と笑わせ、江木俊夫は「マグマ大使ー!」と叫び、ロザンナは真っ赤で膨らんだ衣装を着ていて「トマトじゃないよ。ロザンナじゃき」と土佐弁。今も頭の上まで足があがる西口久美子の真似をしようとして胸までも上がらないおりも政夫、今回歌ったのは「君の誕生日」ですが間奏に「学生街の喫茶店を盛り込んだ大野真澄,持ち歌以外にザ・ピーナッツ恋のフーガを歌ったリリーズなど盛り沢山の工夫がされていました。

ステージから下りて来て客席の間の通路を歩きながら歌う歌手もいて、握手攻めにあう昔ながらの光景もありました。私は中央に近い4列目の席の通路側に座っていたので何人もと握手する機会に恵まれました。何のつてもなく普通に申し込んだのですが良い席を取って貰いました。

歌手全員が自分の出番以外にもオープニングと第一部の終了、エンディングと3回も揃って出て来て盛り上げます。そして夢グループオリジナルの曲を全員で歌ったCDを売り込みに客席を回るのですね。更に休憩時間にはロビーでグッズの販売に立ち、購入した人と握手やサインやツーショット撮影までするサービスぶりで、歌手とお客の距離が近い!昔は近寄る事も出来なかった歌手とこれだけ交流出来て皆が喜んでいました。

トークは誰もが歳を取ったというネタが多く、「保科有里さんは歌が上手い、美人です、そして若くない」や、あべ静江が「あれは私が18歳になった時・・・ほんの50年前です」と笑わせ、熱唱した尾藤イサオは息が切れて倒れそうな動きを見せ「ちょっと病院へ行って来ます」と。見事な脚線美を見せて歌った葛城ユキは「よく何歳になられましたかと聞かれる事が多くなったので自分から言うようになりました。私は70歳です!」と言うと場内は驚きの声が。とにかく若い!

夢スター歌謡祭は、平成が終わり新しい時代になったけど我々昭和生まれはまだまだ元気です!と、歳を取っても明るく生きていきましょうとのメッセージを投げかけます。都会の大会場でなく地方で開かれるコンサートなどは2時間以内で終わるものですが、今回のステージは3時間を超えるボリュームでした。誰もが知っている昭和の流行歌を生で聴けて憧れた歌手との接触を体験出来る満足のコンサートでした。