昭和34年(1959) ハーフサイズカメラ
1コマに2コマ撮れる小型カメラが戦後に大モテ。
だがデジカメ時代に入る前、1980年代を最後に消えてしまった。
僕(秋本治)が初めて買ったカメラは「トプコンREスーパー」という、35ミリ一眼レフの大きなカメラでした。銀塩フィルムのカメラはそんな35ミリが当然のように思われていますけれども、実はそれよりも前に、ハーフサイズカメラの黄金時代があったんです。
35ミリフィルムの1コマを半分づつ使って、2コマ撮れるというお得な小型カメラ。そのかわり画質が粗くなるし、36枚撮りフィルムで72枚も撮れちゃうから、凄い現像料金になったりして(笑) 昭和30年代に「オリンパスペン」がブームを巻き起こしてから、「リコーオートハーフ」とかいろいろな機種が出たんです。
僕はそれよりも小さな「110」フィルムを使うカメラもけっこう買ったりしましたね。それから「ラジオを聴きながら写真が撮れる」(笑) っていうカメラ付きの「ラジカメ」とか。こういういかにも「今買わないと無くなる?」みたいな、面白いカメラが好きなんですよ(笑)
だからハーフサイズカメラでは、ブームが去った後の1987年に発売された「SAMURAI」が気に入りました。オートフォーカスの一眼レフで、とにかくデザインがカッコよかったんです。ところがこれ以降はハーフサイズカメラが出なくなってしまって、「あれが最後なのかな」と思うと、ちょっと寂しい気持ちになったりもするんですよね。
ハーフサイズカメラは持っていなくて私は遊んだ事がありませんでした。カメラなんてものは高級品ですから写したりした事がなくて、手頃なハーフサイズカメラでも使い方を知らなくて欲しいと思った事もありません。カメラは写される側でした(笑)
賞品の発送はfpdさんとジーナさんが本日、えみこさんのお菓子は11月に入ってからの発送になります。tosaさんは気長にお待ち下さい(笑)