第71期王将戦挑戦者決定リーグ、藤井聡太三冠対羽生善治九段が9日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、後手の106手で藤井三冠が勝ち、リーグを無敗の4連勝として初の挑戦に向けて大きく前進しました。羽生九段は3勝2敗。
平成と令和の棋界を彩ってきた両雄による通算6度目(過去5度は藤井三冠の4勝1敗)、1年ぶりの対戦は最終盤まで両者譲らずの激闘でしたが、藤井三冠が圧巻の寄せを見せて辛勝しました。最後の番人のような受け駒だった飛車が一気に攻めに転じる鮮やかな構想で先手玉を討ち取りました。
局後の藤井三冠は「飛車が受けに回る形で、受け一方になって自信のない展開なのかなと思いました」と振り返り「残り2戦ですけど、あまり挑戦に関しては意識せず臨めればと思っています」といつものように自然体で語りました。次戦は19日に近藤誠也七段と対戦します。
同日に行われた永瀬拓矢王座対広瀬章人八段は永瀬王座が勝って2勝1敗、広瀬八段はリーグを終了して2勝4敗で陥落が決まりました。これで3敗している豊島竜王も最後の近藤七段に敗れると陥落が決まるので必勝の1局となります。
そして王将戦挑戦者決定リーグの予想で藤井三冠を3勝3敗としたモモタロウさんが外れました。4勝2敗とした浮遊人さん、fpdさん、猫姫さん、ジーナさん、tosaさんもピンチです(笑)
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