日本の長編アニメ作品の幕開け「白蛇伝」がブルーレイで
日本初のオールカラー長編劇場用アニメーション映画「白蛇伝」のブルーレイが発売されました。まんが映画とよばれたアニメーションは、それまで劇場上映用の短編作品やコマーシャル用のアニメーションなどが制作されていたが、ディズニーの長編アニメーション作品のような長編カラー作品は日本ではまだ制作されていない時代でした。
当時、新興の映画会社であった東映はアニメーション映画の将来の可能性を見据え、昭和31年に東映動画(現・東映アニメーション)を設立。「白蛇伝」は約2年半後の昭和33年に完成、10月22日に公開され興行的にも成功を収めたほか、同年度の芸術祭団体奨励賞、ブルーリボン特別賞、毎日映画コンクール特別賞を受賞するなど作品としても評価されました。
またベネチア国際児童映画祭児童部門特別賞、ベルリン市民文化賞、メキシコ政府名誉賞などを受賞するなど海外でも高い評価を得て、香港、台湾やアメリカ、ブラジルなどで公開され、総額9万5000ドルの配給収入を獲得。日本のアニメーションが海外マーケットでも魅力をもつ作品であることを証明し、市場開拓の役割も果たしました。
当時アニメーション制作の経験者などいない時代に、順次募集されたスタッフにアニメーションのノウハウを教育しながら制作された「白蛇伝」は、約7ヶ月の作画期間と4047万1000円の製作費、原画1万6474枚、動画6万5213枚を費やし、作画にあたってはキャラクター人形を制作し作画の参考にしたり、ディズニーの長編制作でも使われていたライブ・アクションを日本で初めて取り入れるなど、様々な試行錯誤も繰り返された。
実際の俳優の動きを撮影したフィルムを紙に写し、人物の動きを描くライブ・アクションでは当時東映のニューフェイスとなった水木襄、佐久間良子らが主人公たちに扮した演技が撮影され使用されている。また映画に登場するすべてのキャラクターを、俳優の森繁久彌と歌手の宮城まり子の2人が演じ分けて後の「まんが日本昔ばなし」などの原型を作りました。
この作品及び、続く東映動画長編アニメーション作品を制作し、育ったスタッフたちが、のちにアニメ大国となる日本の商業アニメを支える存在として羽ばたいてゆき、また映画館でこの作品を見てアニメ制作を志す数多くのクリエイターを誕生させたという点でも日本のアニメーション史にとって重要な作品となっている。平成29年には、日本アニメ生誕100年記念プロジェクト「アニメNEXT_100」が推進して、「白蛇伝」の公開された10月22日が【アニメの日】として正式登録され、また今年2019年の第72回カンヌ国際映画祭の過去の名作作品を上映するカンヌ・クラシック部門でも上映が行われた。
ブルーレイは35mmネガスキャンテレシネ4Kマスターとして昨年に復元を行ったものです。BOX仕様でブックレット(60P)、復刻台本、復刻絵コンテ、復刻劇場パンフレット、復刻B2ポスター、復刻カラープレスシート、復刻宣伝用メンコ、復刻特別試写会招待券を封入する豪華な特典が付いています。
もちろん購入しましたよ♪ 次は「少年猿飛佐助」「西遊記」らの発売が待たれます!
クイズ合戦秋の陣は前半戦が終わり勝負の後半戦へ
第2回クイズ合戦秋の陣は全24問の予定ですから半分の12問が終わりました。トップに3人が並ぶ激戦で、その後に続く人も後半戦で逆転するチャンスは大いにありますよ♪ 現在、21問目までの問題が用意されています。特典枠の3問までをモモタロウさんとパットマンXさんが使っていますが他の人は出題する事が出来ます。誰もいない時は私が出しますので。
今後の出題予定は下記のようになりますが、新たに出題された場合は順番を変える事もあります。出題の5点を加えた得点で表しているのでパットマンXさんとモモタロウさんがリードしていますが、多く正解すれば逆転出来るので他の皆さんも頑張って下さいね♪
第13問・14問の締切りが本日(12日)の午後11時です。
回答されていない人はお急ぎ下さいませ。明日は第13問・14問の結果発表です。